無料オンラインストレージが企業向けで無い理由

現在、無償版のオンラインストレージやファイル転送のを利用している企業は、少なからずあるだろう。

実際に利用してみれば、そのお手軽さから、ある意味これほど便利なものはない。

例えば、自宅で仕事をするために、仕掛中のデータをオンラインストレージに保存して、それを自宅で修正する。

また、メールで送信できない大容量ファイルを、無償のファイル交換サービスで使ったりと。

現在オンラインストレージ市場は有象無象問わず、広がりを見せている。

しかし、やはり無料のオンラインストレージサービスの利用には、企業管理者にとって頭の痛い問題が見え隠れする。

 

先日この様な事があった。

某有名なオンラインファイル交換サービス経由で、ファイルが送信されてきた。

ファイル自体には問題が無い。

問題は、その画面に表示された広告である。

公的秩序に反した報告が、ファイルと同時に表示されたのだ。

無償利用であるが故、サービス提供者は広告収入を得るビジネスモデルを採用するのは当然だ。

しかし、コンシューマならまだしも、企業利用に於いて、この様な広告が挿入されるシステムを利用して取引先とのファイル交換はありえない。

また、情報漏洩の観点に於いても、ファイルのトレーサビリティは完備されておらず、何か有事の際には全く追跡が不可能である。

何時、誰が、どこから、どのファイルに対し、その後どうなったか?がトレーシング出来ない様なサービスは、流石に全社にお墨付きを与えるわけには行かないのだ。

これが、無料オンラインストレージ、ファイル交換サービスが企業向けで無い理由である。

For Businessと名の付く企業向けオンラインストレージ、ファイル交換サービスには、企業利用に耐えうる機能が付与されたものが多いが、広告の非表示のみ。というモデルもまた存在する。故に、事前の検証が必要である。

 

 

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