次なるコンセプトを打ち出したクラウドAPMの老舗 New Relic

先日ご紹介したAppNetaなど、APM(アプリケーションパフォーマンス管理)分野におけるクラウドサービスは増えてきているが、New Relicはそんなサービスの中でも老舗ベンダーと呼んでも差し支えのない1社だ。

New Relic社の創設者でCEOのLew CirneはAPM分野では知られた存在で、APMマーケットを数百万ドル市場にした人物とも呼ばれている。

CA社にAPM製品Wilyを売却した後、2008年にNew RelicをSaaSサービスとしてのAPM製品を立ち上げ、最初の2年間でアクティブユーザ企業が5,000社を超える程の成功をおさめている。(2013年現在は50,000社を超える顧客数だ)

2012年Gartner Magic Quadrantでは、New RelicはSaaS-APMベンダーとして堂々リーダとしてポジションされている。

SalesForceの成功によりCRMとはクラウドサービスが代名詞となっているように、「APMとはSaaSサービス」が標準になるようなAPM市場のシフトチェンジを目指している。

そんなAPM分野におけるリーダ的存在のNew Relicは最近、APM(Application Performance Management)をも包含する「Software Analytics」というコンセプトを打ち出したマーケティングを行っている。

本来システム安定運用を目的のAPMだが、せっかくあらゆるサーバ・アプリケーションの実際に稼働しているデータを逐次取得しているのであれば、それを様々なビジネス判断にも利用していこうじゃないか、というのが狙いだ。

これまではこのような取り組みはビッグデータなどのキーワードと共に、主にビジネスインテリジェンスなどのベンダーが先行して取り組んできたのであるが、マシンデータ分析のSplunk(Splunk関連の記事はこちら)などが、マーケティング利用のデータ分析からビジネスインテリジェンス領域へと事業ドメインを拡大しているのと同様のアプローチだろうか。

これらのシステム管理・ログ分析ベンダーとビジネスインテリジェンス・データ分析ベンダーのドメインが統合していく動きは、DevOpsなどに代表されるような、これまではバラバラだった「運用」と「開発」が一丸となって、どんどん早くなるビジネス・スピードに対応していこうという動きとも同調しているのだろう。

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Twitter NewRelic

url newrelic.com

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Image courtesy of Nutdanai Apikhomboonwaroot / FreeDigitalPhotos.net

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一度ベルリンに行ってみたい、営業マーケティング全般。2014年度よりBRMS分野およびクラウド分野に注力